第114回 看護師国家試験 午後 問39 解説
📝 問題
Holter〈ホルター〉心電図検査の説明で正しいのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ ホルター心電図の検査中は、ノイズの原因になる電気カーペットや電気毛布を使わない。
ホルター心電図は、小型の記録器をつけて24時間の心電図を記録し続け、日常生活の中で起こる不整脈や心筋の虚血を、そのときの症状や行動と結びつけて調べる検査である。
電気カーペット・電気毛布・低周波治療器などは波形に雑音(ノイズ)を混ぜて判読を妨げるため、検査中は使わない。
大切なのは次の2つ。 ・普段どおりの生活を送ること ・症状と行動を時刻とともに記録用紙に書き残すこと
- 1
就寝時は電極を外す。不正解
就寝中もつけたままにする。夜間から早朝は徐脈性の不整脈や冠攣縮性狭心症が起こりやすく、この時間の記録こそ大切である。
- 2
電極は四肢に装着する。不正解
電極は前胸部に貼る。四肢につける標準12誘導と混同しやすいが、四肢では体動による雑音とはがれで、24時間の記録に耐えられない。
- 3
検査中は電気カーペットを使用しない。正解
正しい。電気カーペット・電気毛布・低周波治療器・磁気枕などは雑音を生じ、波形が読めなくなる。検査中は使わないよう説明する。
- 4
検査中は普段の生活よりも活動量を減らす。不正解
活動を控えると、体を動かしたときに出る不整脈や虚血をとらえられず、検査の意味がなくなる。普段どおり過ごし、どの行動のときに症状が出たかを記録する。
📚 一緒に確認しよう
装着中の生活指導は、実習でも国試でも問われやすい。
- 記録時間は24時間(数日から2週間つけられる機種もある)
- 入浴・シャワーは防水型でなければできない。装着の前に清拭をすませておく
- 電極は汗・皮脂・角質をふきとってから密着させ、テープで補強する
- 記録器は落としたり濡らしたりしない。強い磁気を出すものに近づけない
- 症状(動悸・胸痛・めまい・失神しそうな感じ)と行動(食事・排便・階段昇降・就寝)を時刻付きで記録する
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について