第112回 看護師国家試験 午後 問7 解説

⭐ 必修母性看護学✔ 監修済み

📝 問題

正期産の新生児が生理的体重減少によって最低体重になるのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 正期産の新生児が生理的体重減少で最低体重になるのは生後3〜5日ころである。

新生児は出生後、哺乳量より水分喪失(不感蒸泄・胎便や尿の排泄)が上回るため一時的に体重が減少する。これを生理的体重減少という。 出生体重の5〜10%程度が減少し、生後3〜5日ころに最低体重となる。

国試では生理的体重減少の程度と最低になる時期がセットで問われる。10%を超える体重減少は哺乳不足や脱水を疑う手がかりとなるため、正常範囲を押さえておくことが観察に直結する。最低体重の時期を後の日数(8〜10日など)と取り違えないよう注意する。

不感蒸泄とは

汗以外に、皮膚や吐く息から気づかないうちに失われる水分のこと。新生児は体重あたりの量が多く、脱水になりやすい。

  • 1

    生後3〜5日正解

    生後3〜5日ころに生理的体重減少が最大となり、最低体重に達する。

  • 2

    生後8〜10日不正解

    生後8〜10日ころは通常すでに出生体重に戻る時期であり、最低体重の時期ではない。

  • 3

    生後13〜15日不正解

    生後13〜15日では体重は回復・増加傾向にあり、最低体重にはならない。

  • 4

    生後18〜20日不正解

    生後18〜20日では順調なら体重は増加を続けており、最低体重の時期には該当しない。

📚 ここも一緒におさえておこう

新生児の生理的変化は「生後何日目に何が起こるか」で問われる。体重・黄疸・便の3つを日数の軸に並べて覚え、正常の範囲を外れたときに何を疑うかまで押さえよう。

  • 体重減少が10%を超える場合は哺乳不足・脱水を疑う。
  • 生後24時間以内に出現する黄疸は早発黄疸で病的。血液型不適合などを疑い精査する。
新生児にみられる生理的変化
現象時期・程度
生理的体重減少出生体重の5〜10%が減少。3〜5日で最低、7〜10日で出生体重に戻る
生理的黄疸生後2〜3日に出現、4〜5日にピーク、7〜10日ころ消失
胎便の排泄生後24時間以内に排泄。3日ころ移行便を経て黄色便へ

参考: 標準的な母性看護学・新生児学の指標

出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

この問題をアプリで演習しませんか?

この1問を演習する(無料)第112回の問題一覧を見る