第112回 看護師国家試験 午後 問5 解説

📝 問題

看護師は正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないと規定している法律はどれか。

✅ 正解

3

💡 解説

✅ 看護師の守秘義務を規定しているのは保健師助産師看護師法である。

保健師助産師看護師法(保助看法)では、保健師・看護師・准看護師が正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないと定められ、退職後も守秘義務が継続する。

国試では守秘義務の根拠法の区別が問われる。医師・薬剤師などの守秘義務は刑法(秘密漏示罪)に規定される一方、保健師・看護師・准看護師は保健師助産師看護師法に規定があり、助産師は医師などと同じく刑法の対象になる。医療法は医療提供体制、看護師等の人材確保の促進に関する法律は看護職員の確保に関する法であり、守秘義務の直接の根拠ではない。

秘密漏示罪とは

医師・薬剤師・助産師などが、仕事で知った人の秘密を正当な理由なく漏らしたときに問われる刑法上の罪。

  • 1

    刑法不正解

    刑法は医師・薬剤師などの秘密漏示罪を規定するが、看護師の守秘義務の直接の根拠法ではない。

  • 2

    医療法不正解

    医療法は医療提供体制や医療機関に関する法であり、看護師の守秘義務を定めていない。

  • 3

    保健師助産師看護師法正解

    保健師助産師看護師法が看護師の守秘義務を規定しており、退職後も義務は継続する。

  • 4

    看護師等の人材確保の促進に関する法律不正解

    人材確保促進法は看護職員の確保・処遇改善を目的とし、守秘義務を定める法ではない。

📚 国試でよく狙われるところ

守秘義務は、どの職種の義務がどの法律に書いてあるかを入れ替えて問われる。職種と根拠法を対にして覚えよう。

  • 守秘義務は退職後も、資格を失った後も継続する。
  • 個人情報保護法も併せて適用され、患者情報の第三者提供には原則本人の同意が必要(人の生命・身体の保護に必要で本人の同意を得るのが困難な場合などは例外)。
守秘義務の根拠法
職種根拠法
医師・薬剤師・助産師刑法(秘密漏示罪)
保健師・看護師・准看護師保健師助産師看護師法
社会福祉士・介護福祉士社会福祉士及び介護福祉士法

助産師は刑法に規定があるため、保健師助産師看護師法の守秘義務の規定からは除かれている

参考: 保健師助産師看護師法

ClaudeによるAI生成を活用した解説です

出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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