第110回 看護師国家試験 午前 問79 解説
📝 問題
生活保護法で実施される扶助は、生活扶助、介護扶助、住宅扶助、出産扶助を含めて( )種類である。( )に入る数字はどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 生活保護法の扶助は8種類である
生活保護法に定められる扶助は、生活扶助・教育扶助・住宅扶助・医療扶助・介護扶助・出産扶助・生業扶助・葬祭扶助の8種類である。 設問の( )に入る数字は8である。
8種類のうち、医療扶助と介護扶助は原則として現物給付(サービスそのものの提供)で行われ、その他は原則として金銭給付である。設問文に挙げられた生活扶助・介護扶助・住宅扶助・出産扶助はこのうちの4つにあたり、これらを含めて全部で8種類となる。
国試では生活保護の8扶助とその給付方法(現物給付は医療・介護)が頻出である。「生・教・住・医・介・出・生業・葬」の8つを列挙できるようにし、現物給付が医療扶助・介護扶助であることを押さえておくとよい。
現物給付とは
お金ではなく、サービスや物そのものを受け取る形の給付。生活保護の医療扶助では窓口で費用を支払わなくてよい。
- 1
5不正解
5種類では不足である。生活保護の扶助は8種類である。
- 2
6不正解
6種類は誤りで、扶助は8種類である。
- 3
7不正解
7種類は誤りで、扶助は8種類である。
- 4
8正解
生活・教育・住宅・医療・介護・出産・生業・葬祭の8種類である。
- 5
9不正解
9種類は誤りで、扶助は8種類である。
📚 国試でよく狙われるところ
生活保護は、扶助の種類の数と実施のしくみが問われる。まず8つを言えるようにしてから、給付の形に進もう。 生活保護は最低生活の保障と自立の助長を目的とし、実施機関は福祉事務所である。 原則として世帯単位で適用され、申請保護が原則(急迫時は職権保護)。
| 扶助 | 内容 | 給付方法 |
|---|---|---|
| 生活扶助 | 衣食・光熱水費など日常生活の費用 | 金銭給付 |
| 教育扶助 | 義務教育に必要な学用品費・給食費など | 金銭給付 |
| 住宅扶助 | 家賃・地代、住宅の維持費 | 金銭給付 |
| 医療扶助 | 指定医療機関での医療サービス | 現物給付 |
| 介護扶助 | 介護サービス | 現物給付 |
| 出産扶助 | 分娩の費用 | 金銭給付 |
| 生業扶助 | 就労に必要な技能修得費、高等学校等就学費 | 金銭給付 |
| 葬祭扶助 | 火葬・埋葬などの費用 | 金銭給付 |
参考: 生活保護法
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について