第110回 看護師国家試験 午前 問24 解説
📝 問題
1回の鼻腔内吸引時間の目安で適切なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 1回の鼻腔内吸引時間の目安は10〜15秒である。
気道(鼻腔・口腔)内吸引の1回の吸引時間は10〜15秒以内が目安である。吸引中は換気が妨げられ低酸素状態となるため、短時間で行うことが原則である。
吸引時間が長引くほど合併症の危険は高まる。吸引前後には十分な酸素化を図り、SpO2や患者の状態を観察しながら実施する。
SpO2〈エスピーオーツー〉とは
指などに挟んだ器械で測る、血液がどれだけ酸素を運べているかの割合。針を刺さずに続けて見られる。
- 1
10〜15秒正解
10〜15秒以内が低酸素を避けるための適切な吸引時間である。
- 2
20〜25秒不正解
20〜25秒は長く、低酸素や粘膜損傷の危険が高まる。
- 3
30〜35秒不正解
30〜35秒は長すぎ不適切である。
- 4
40〜45秒不正解
40〜45秒は著しく長く、重篤な低酸素を招く。
📚 国試でよく狙われるところ
吸引は時間・圧・深さの数値がそのまま問われる。どれも「低酸素にしない」ためと理解すると覚えやすい。 吸引は低酸素・不整脈・粘膜損傷・感染・頭蓋内圧亢進のリスクを伴う手技で、必要なときに必要最小限で行う。
- 1回の吸引時間は10〜15秒以内。連続して行わず、間に酸素化の回復を待つ。
- 吸引圧は20 kPa(150 mmHg)を超えない範囲に設定する。
- 気管内吸引は無菌操作で行い、カテーテルは気管分岐部に当たらない深さにとどめる。
- 実施前後にSpO2・呼吸音・呼吸数・顔色を観察する。
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について