第110回 看護師国家試験 午前 問2 解説
📝 問題
平成29年(2017年)の患者調査における外来受療率(人口10万対)で最も多い傷病はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 外来受療率(人口10万対)が最も高い傷病は消化器系の疾患である。
平成29年(2017年)患者調査における外来受療率(人口10万対)は、消化器系の疾患が最も高い。歯の疾患(う蝕・歯周疾患など)を含むため、外来では突出して多くなる。
受療率には入院と外来があり、両者で上位の傷病が異なる点が国試頻出の落とし穴である。 入院受療率では精神及び行動の障害や循環器系の疾患が上位を占めるが、外来受療率では消化器系の疾患が最多となる。
「外来=消化器系(歯を含む)」 「入院=精神・循環器」とセットで整理しておくとよい。
受療率とは
のべ人数ではなく、ある1日を切り取って数えた割合。通院の回数が多い病気ほど高く出る。
- 1
新生物〈腫瘍〉不正解
新生物は死因では上位だが、外来受療率では最多ではない。
- 2
呼吸器系の疾患不正解
呼吸器系の疾患は外来でも多いが、消化器系には及ばない。
- 3
消化器系の疾患正解
歯の疾患を含む消化器系が外来受療率で最も高い。
- 4
内分泌、栄養及び代謝疾患不正解
内分泌・栄養・代謝疾患は上位だが最多ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
受療率は入院と外来のどちらを問われているかで答えが変わる。入院と外来を対にして覚えよう。 受療率は、調査日に医療施設で受療した推計患者数を人口10万対で表した指標で、患者調査(3年ごとに実施)から得られる。
- 入院受療率で上位を占めるのは精神及び行動の障害と循環器系の疾患。
- 外来受療率で最も高いのは消化器系の疾患(歯の疾患を含むため)。
- 患者調査からは受療率のほかに総患者数や退院患者の平均在院日数も得られる。
参考: 厚生労働省「患者調査」
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について