第106回 看護師国家試験 午前 問24 解説
📝 問題
包帯法の原則として適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 包帯は使用する部位に合わせて種類を使い分ける。
包帯は、巻く場所の形と目的に合わせて種類を選ぶ。細い指には幅の狭い巻軸帯、伸び縮みが要る関節には弾性包帯、腕を吊るなら三角巾というように、部位で使い分けるのが原則である。 合わない包帯を無理に巻けば、ゆるんで外れるか、締めつけて血流を妨げることになる。
他の3つは血流と動きを損なう。強い圧迫は血液の流れを止め、動く関節を固定すれば動きそのものを奪い、巻く向きは末梢から中枢が正しい。
拘縮とは
関節を長く動かさないうちに、まわりの筋や皮膚が硬くなって動く範囲が狭くなること。もとに戻すのは難しい。
- 1
患部を強く圧迫する。不正解
強く締めると血流が妨げられ、しびれ・冷感・皮膚の色の変化といった循環障害が起こる。指先の色と温かさを確かめられる巻き方にする。
- 2
屈伸可能な関節は固定する。不正解
動かせる関節は動かせるように巻く。固定したままでいると関節が硬くなり(拘縮)、筋力も落ちる。
- 3
中枢から末梢に向けて巻く。不正解
逆。末梢から中枢へ向けて巻き、静脈の血液が心臓へ戻るのを助ける。
- 4
使用部位によって包帯を使い分ける。正解
巻く部位の形と目的に合う包帯を選ぶ。指・関節・頭部では適した形が違う。
📚 国試でよく狙われるところ
包帯法は「巻く向き」「巻いたあとの観察」「結び目の位置」が繰り返し問われる。末梢から中枢へ、を軸にして、締めすぎのサインと一緒に覚えよう。
- 巻く向きは末梢から中枢へ。静脈の血液が心臓へ戻る向きに合わせる
- 指先やつま先は出しておく。色・温かさ・動き・しびれを確かめるため
- 結び目や金具は、傷の上・関節の上・体重がかかる面を避ける
参考: 系統看護学講座 基礎看護技術
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について