第106回 看護師国家試験 午前 問25 解説
📝 問題
経腟分娩の正常な経過で最初に起こるのはどれか。
✅ 正解
5
💡 解説
✅ 経腟分娩の正常な経過では、子宮口の全開大が最初に起こる。
分娩は、子宮口が完全に開くところで大きく段階が変わる。子宮口の全開大(10cm)までが分娩第1期で、5つのできごとのなかで最初に起こる。
そのあとは、いきんだときだけ児頭が見える排臨、いきまなくても児頭が見えたままになる発露、児頭の娩出、最後に胎盤の娩出と続く。
- 1
発露不正解
いきんでいないときにも児頭が腟口に見えたままになる状態で、排臨の次に現れる。
- 2
排臨不正解
いきんだときだけ児頭が腟口に見え、力を抜くと引っ込む状態。全開大のあとに現れる。
- 3
胎盤の娩出不正解
児が生まれたあとに起こる分娩第3期のできごとで、5つのなかで最後である。
- 4
児頭の娩出不正解
発露に続いて児頭が出てくる段階で、分娩第2期の終わりに近い。
- 5
子宮口の全開大正解
子宮口が10cmまで開いた状態で、分娩第1期の終わり。ここから児が産道を下りてくる。
📚 国試でよく狙われるところ
分娩の経過は「どの期に何が起こるか」を入れ替えて問われる。期の区切りは始まりと終わりの出来事で決まるので、そこを対にして覚えよう。
| 期 | 始まりと終わり | この時期の出来事 |
|---|---|---|
| ①分娩第1期(開口期) | 陣痛の開始から子宮口の全開大まで | 子宮口が少しずつ開く。3つの期でいちばん長い |
| ②分娩第2期(娩出期) | 全開大から児の娩出まで | 排臨・発露を経て児が生まれる |
| ③分娩第3期(後産期) | 児の娩出から胎盤の娩出まで | 胎盤が子宮壁から剝がれて出る |
参考: 系統看護学講座 母性看護学
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について