第103回 看護師国家試験 午前 問61 解説
📝 問題
小児の睡眠の特徴で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 新生児では全睡眠のうちレム睡眠がおよそ半分を占める。
新生児は1日の大半を眠って過ごし、その睡眠のうち約50%をレム睡眠が占める。レム睡眠は体が休んでいるのに脳は活発に働いている眠りで、脳が育つ時期ほど割合が大きい。 成長とともにレム睡眠は減り、成人では約20%になる。
眠り方も年齢で変わる。新生児や乳児は昼夜に関係なく短い睡眠と覚醒をくり返す多相性の睡眠で、昼寝がなくなって夜にまとめて眠るようになるのは幼児期の後半ごろである。
レム睡眠とは
体は休んでいるのに脳は活発に働いている浅い眠り。夢を見るのはこの時期で、脳の発達に関わるとされる。
- 1
新生児の全睡眠におけるレム睡眠の割合は約50%である。正解
新生児の睡眠はレム睡眠がおよそ半分を占め、成人よりはるかに多い。脳の発達に関わると考えられている。
- 2
乳児の睡眠は単相性である。不正解
乳児の睡眠は多相性である。授乳のたびに目を覚まし、短い睡眠と覚醒を1日に何度もくり返す。
- 3
成長に伴いレム睡眠が増加する。不正解
逆。レム睡眠は成長とともに減っていき、成人では全睡眠の2割ほどになる。
- 4
10歳ころから成人と同じ睡眠覚醒リズムになる。不正解
昼寝がなくなって成人と同じリズムに整うのは幼児期の後半ごろで、10歳よりずっと早い。
📚 混同しやすいので注意
レム睡眠とノンレム睡眠は、どちらが深い眠りかを入れ替えて問われる。「レム=体は休み、脳は起きている」と対にして覚えよう。 深いノンレム睡眠のあいだに成長ホルモンが多く分泌される。 <眠り方が育つ順序>
- 新生児=昼夜の区別がなく、2〜3時間ごとに眠りと目覚めをくり返す
- 生後3〜4か月ごろ=夜にまとまって眠りはじめ、昼夜のリズムができる
- 幼児期の後半=昼寝がなくなり、夜だけ眠る単相性になる
参考: 小児看護学テキスト(小児の成長・発達)/厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について