第103回 看護師国家試験 午前 問6 解説
📝 問題
出生時からみられ、生後3か月ころに消失する反射はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 出生時からみられ生後3か月ころに消失するのはMoro〈モロー〉反射である。
新生児にみられる原始反射は、脳が育つにつれて決まった時期に消えていく。消える時期がずれることは、神経の発達をみる手がかりになる。
Moro〈モロー〉反射は、頭が急に落ちるような刺激を与えると両腕を大きく広げ、続けて抱きつくように閉じる反射である。出生時からみられ、生後3〜4か月で消える。
- 1
足踏み反射不正解
足踏み反射は、児のわきを支えて足の裏を床につけると歩くように足を出す反射で、生後2か月ごろに消える。
- 2
パラシュート反射不正解
パラシュート反射は、体を前に傾けたときに手を伸ばして体を支える反射である。出生時にはなく、生後8〜9か月ごろに現れてその後も残る。
- 3
Moro〈モロー〉反射正解
Moro反射は出生時からみられ、生後3〜4か月で消える代表的な原始反射である。
- 4
Babinski〈バビンスキー〉反射不正解
Babinski〈バビンスキー〉反射は足の裏の外側をこすると母趾が反り返る反射で、1〜2歳ごろまでみられる。
📚 ここも一緒におさえておこう
決まった時期に原始反射が消えるのは中枢神経が育っているしるしで、いつまでも残るときは脳性麻痺などを疑う。 国試では名前とどんな動きかを入れ替えて問われる。Moro反射のほかの反射も、動きの中身で見分けられるようにしよう。
- 探索反射=口のまわりに触れると、そちらへ顔を向ける。
- 吸啜反射=口に入ったものを吸う。
- 把握反射=手のひらを押すと握りしめる。
参考: 小児看護学(成長・発達)
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について