第103回 看護師国家試験 午前 問28 解説
📝 問題
光を屈折する眼の構造はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 眼で光を屈折させるのは角膜である。
目に入った光を最も大きく曲げる(屈折させる)のは、いちばん外側にある透明な角膜である。 角膜で大きく曲げ、その奥の水晶体が厚みを変えて微調整し、網膜の上でぴったり像を結ぶ。
角膜には血管がない。透明さを保つため、涙と房水から酸素と栄養を受け取っている。
房水とは
角膜と水晶体の間を満たす透明な液。眼球の形と眼圧を保ち、血管のない角膜へ栄養を運ぶ。
- 1
結膜不正解
まぶたの裏と白目の表面をおおう薄い膜。目の表面をうるおし、異物や細菌が入るのを防ぐ。
- 2
角膜正解
眼球のいちばん外側にある透明な膜で、入ってきた光を最も大きく屈折させる。
- 3
強膜不正解
白目にあたる丈夫な膜で、眼球の形を保つ。光は通さない。
- 4
網膜不正解
眼球の内側をおおう膜で、届いた光を電気の信号に変える。屈折ではなく受け取る側を担う。
📚 ここも一緒におさえておこう
眼は、光の通り道と、そこで起こる病気を対にして問われる。外から内へ一度たどって、どこで何が起こるかを結びつけよう。
- 光の通り道は角膜→前房→瞳孔→水晶体→硝子体→網膜
- 近くを見るときは毛様体筋が縮んで水晶体が厚くなり、遠くを見るときはゆるんで薄くなる
- 房水の流れが滞って眼圧が上がる病気が緑内障、水晶体が濁る病気が白内障
参考: 系統看護学講座 人体の構造と機能 解剖生理学
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について