第115回 看護師国家試験 午前 問75 解説
📝 問題
体液について正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 間質液は細胞外液に含まれる。
成人の体液量は体重の約60%である。内訳はこうなる。 ・細胞内液が約40% ・細胞外液が約20%(うち間質液が約15%、血漿が約5%)
つまり間質液は細胞外液に含まれる。 「60・40・20」と、内訳の「15・5」を並べて覚えておけば、体液の問題はほぼ解ける。
- 1
血漿は細胞内液である。不正解
血漿は血管の中を流れる細胞外液で、体重の約5%を占める。細胞内液ではない。
- 2
間質液は細胞外液である。正解
正しい。間質液(組織液)は細胞と細胞の間を満たす細胞外液で、体重の約15%を占める。
- 3
リンパは細胞内液である。不正解
リンパ(リンパ液)は間質液がリンパ管に入ったもので、細胞外液に含まれる。
- 4
体液は体重の30%である。不正解
成人の体液量は体重の約60%。30%では少なすぎる。
- 5
細胞外液の方が細胞内液より多い。不正解
細胞内液が約40%、細胞外液が約20%で、細胞内液のほうが約2倍多い。
📚 一緒に確認しよう
体液量の割合は年齢で変わる。若いほど水分が多く、高齢になるほど減っていく。
| 年齢 | 体液量 | 特徴 |
|---|---|---|
| 新生児 | 約80% | 細胞外液の割合が高く、水分出納の変化を受けやすい |
| 乳児 | 約70% | 不感蒸泄が多く脱水になりやすい |
| 成人 | 約60% | 細胞内液40%+細胞外液20%(間質液15%・血漿5%) |
| 高齢者 | 約50% | 筋肉量の減少で細胞内液が減り、脱水を起こしやすい |
参考: 系統看護学講座 解剖生理学(体液と電解質)
出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について