第115回 看護師国家試験 午前 問43 解説

一般在宅看護論✔ 監修済み

📝 問題

訪問看護指示書について正しいのはどれか。

✅ 正解

2

💡 解説

✅ 訪問看護指示書には使用中の医療機器が記載される。

訪問看護指示書は主治医が交付する文書で、訪問看護ステーションはこれを受けてはじめて訪問看護を提供できる。

<指示書に書かれること> ・主たる傷病名、病状・治療状態 ・投与中の薬剤 ・日常生活自立度、要介護認定の状況 ・使用中の医療機器(留置カテーテル・在宅酸素療法・人工呼吸器など)や装具 ・療養生活上の留意事項

  • 1

    訪問看護開始後に発行される。不正解

    指示書は訪問看護の開始前に交付される。指示がないまま訪問看護を行うことはできない。

  • 2

    使用中の医療機器が記載される。正解

    正しい。在宅酸素療法、人工呼吸器、留置カテーテル、経管栄養など使用中の医療機器が記載され、訪問看護師が管理する根拠になる。

  • 3

    訪問看護指示期間は最大5か月である。不正解

    訪問看護指示書の指示期間は1か月から最長6か月。5か月という区切りはない。

  • 4

    訪問看護ステーションの管理者が交付できる。不正解

    交付できるのは主治医だけ。訪問看護ステーションの管理者は看護師(または保健師)であり、指示を出す立場ではない。

📚 混同しやすいので注意

訪問看護の指示書は4種類あり、有効期間の違いがそのまま問われる。 どちらの保険から給付されるかも、あわせて覚えよう。

  • 介護保険の対象者では原則として介護保険の訪問看護が優先される。ただし厚生労働大臣が定める疾病等や特別訪問看護指示書があるときは医療保険が適用される。
訪問看護に関する指示書の種類
指示書有効期間備考
訪問看護指示書1〜6か月主治医が交付。これがなければ訪問看護を開始できない
特別訪問看護指示書14日以内急性増悪時などに原則月1回まで(気管カニューレ装着者・真皮を越える褥瘡がある場合は月2回)。期間中は医療保険で連日訪問できる
精神科訪問看護指示書1〜6か月精神科を担当する医師が交付
在宅患者訪問点滴注射指示書7日以内週3日以上の点滴注射が必要な場合に交付

参考: 健康保険法・介護保険法に基づく訪問看護療養費等の算定に関する通知/厚生労働省「訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて」

出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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