第114回 看護師国家試験 午後 問90 解説
📝 問題
身長160cm、体重60kgの成人の体格指数〈BMI〉を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。 解答:①②.③
※ 数値を答える計算問題です(正解は下に掲載)。
✅ 正解
23.4
💡 解説
✅ 体格指数は60÷1.60²=23.4375で、四捨五入して23.4となる。
体格指数(BMI)は体重(kg)÷身長(m)の2乗で求める。落とし穴は身長の単位で、cmではなくmに直す必要がある。160cm=1.60mである。
計算は次のとおり。
1.60 × 1.60 = 2.56 60 ÷ 2.56 = 23.4375
問題文の指示は「小数点以下第2位を四捨五入」なので、答えは23.4。解答欄①②.③には、①=2、②=3、③=4を入れる。
日本肥満学会の判定では18.5以上25未満が普通体重なので、この人は普通体重にあたる。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重(やせ) |
| 18.5以上25.0未満 | 普通体重 |
| 25.0以上30.0未満 | 肥満(1度) |
| 30.0以上35.0未満 | 肥満(2度) |
| 35.0以上40.0未満 | 肥満(3度) |
| 40.0以上 | 肥満(4度) |
身長160cm・体重60kgのBMIは23.4で「普通体重」に該当する。
📚 一緒に確認しよう
計算問題は式そのものより、単位をそろえる作業でつまずくことが多い。指数の使い分けも合わせて確認しておきたい。
- 標準体重=身長(m)²×22(BMI22が最も病気を合併しにくいとされることによる)。この人なら2.56×22=56.3kg
- 小児では成人のBMIではなくカウプ指数(乳幼児)やローレル指数(学童)、成長曲線・肥満度を用いる
- BMIは全身の肥満度を示すが、筋肉と脂肪、皮下脂肪と内臓脂肪は区別できないため、腹囲などと併せて評価する
- 高齢者では低栄養(BMI 20以下)がフレイルや死亡リスクと関連するため、肥満だけでなくやせにも注意する
参考: 日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン」
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について