第114回 看護師国家試験 午後 問64 解説
📝 問題
Leopold〈レオポルド〉触診法で分かるのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ レオポルド触診法では胎向(胎児の背中が母体のどちら側を向くか)が分かる。
レオポルド触診法は、おなかの上から子宮を触って胎児の様子を知る手技である。器械を使わずに、胎位・胎向・胎勢や児頭の下がり具合、胎児のおおよその大きさ、羊水の量といった「胎児の位置と向き」が分かる。
4つの段階に分かれている。 ・第1段法:子宮底の高さと、子宮底にあるのが頭か殿部かを調べる ・第2段法:両手を子宮の左右に当て、平らで硬い胎背がどちら側かを確かめて胎向を判定する ・第3段法:恥骨の上で下がってきた部分をつかみ、それが何か・固定しているかをみる ・第4段法:足側を向いて両手で下がり具合をみる
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胎向正解
胎向は胎児の背中が母体のどちら側を向いているかをいい、第2段法で判定する。広く平らで硬い面(背中)が触れる側と、小さな凹凸が動く側(手足)を区別する。
- 2
胎児の筋緊張不正解
胎児の筋緊張は、超音波で手足の曲げ伸ばしを見て評価する。おなかの上からの触診では分からない。
- 3
胎盤付着部位不正解
胎盤がどこに付いているかは超音波検査で確認する。前置胎盤の診断も超音波によるもので、触診では判定できない。
- 4
胎児の健康状態不正解
胎児が元気かどうかは、ノンストレステストによる心拍数の波形や超音波で評価する。レオポルド触診法は位置と向きを知る手技である。
📚 混同しやすいので注意
胎位・胎向・胎勢は言葉が似ていて取り違えやすい。表で定義をセットにして覚える。
| 用語 | 意味 | 種類の例 |
|---|---|---|
| 胎位 | 胎児の縦軸と母体の縦軸の関係 | 縦位(頭位・骨盤位)、横位、斜位 |
| 胎向 | 胎児の背中が母体のどちら側を向くか | 第1胎向(背が母体左側)、第2胎向(背が母体右側) |
| 胎勢 | 胎児の頭部・体幹・四肢の姿勢 | 屈位(正常)、反屈位(前頭位・額位・顔位) |
分娩に最も適した状態は「頭位・屈位」である。
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について