第114回 看護師国家試験 午後 問2 解説
📝 問題
令和2年(2020年)の患者調査で外来受療率が最も多い傷病はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 外来受療率が最も高い傷病は高血圧性疾患である。
受療率とは、調査日に医療機関にかかっていた患者数を人口10万対で表したもので、3年ごとの患者調査で調べられる。
令和2年(2020年)の外来受療率は高血圧性疾患が最も高い。患者数が多いうえに、症状がなくても薬をもらうため定期的に通院するからである。
- 1
喘息(asthma)不正解
小児に多い病気だが、吸入薬による長期管理が広まって通院の回数が減り、外来受療率は高くない。
- 2
糖尿病(diabetes mellitus)不正解
定期通院する代表的な生活習慣病だが、外来受療率は高血圧性疾患の半分以下。
- 3
高血圧性疾患(hypertensive disease)正解
正しい。患者数が多く長期に定期通院するため、外来受療率が最も高い。
- 4
悪性新生物〈腫瘍〉(malignant neoplasm)不正解
入院・外来ともに受療するが、患者数が高血圧性疾患に及ばず首位にはならない。
📚 混同しやすいので注意
受療率は患者調査、有訴者率と通院者率は国民生活基礎調査で調べる。調査の名前とセットで覚えよう。
- 外来受療率は入院の約6倍で、どちらも年齢が上がるほど高い
- 患者調査では受療率のほか、退院患者の平均在院日数も公表される
| 区分 | 総数(人口10万対) | 備考 |
|---|---|---|
| 入院 | 960 | 大分類では精神及び行動の障害、循環器系の疾患が多い |
| 外来 | 5,658 | 傷病別では高血圧性疾患が最も高い |
参考: 厚生労働省「令和2年(2020年)患者調査」/高血圧治療ガイドライン2019
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について