第114回 看護師国家試験 午後 問18 解説
📝 問題
看護過程で適切なのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 看護計画の目標は評価できる形で設定する。
看護過程はアセスメント→看護診断→計画立案→実施→評価の5段階をくり返す、問題解決の方法である。
計画立案では、期待される成果(目標)を「誰が・いつまでに・何を・どの程度できるか」という測定できる形で書く。目標があいまいだと達成できたかを判定できず、計画の見直しにつなげられないからである。
- 1
医師の指示に基づいて看護問題の優先順位を決定する。不正解
優先順位は生命への影響・緊急度・患者の意向をもとに看護師が判断するもので、医師の指示で決めるものではない。
- 2
実施、評価の2段階で構成される。不正解
アセスメント・看護診断・計画立案・実施・評価の5段階である。実施と評価だけでは看護過程にならない。
- 3
潜在する問題は取り上げない。不正解
逆である。まだ起きていないが起こる可能性の高い問題(リスク型看護診断、例:転倒転落リスク状態)を予防的に取り上げるのも看護過程の役割。
- 4
評価可能な目標を設定する。正解
正しい。評価できる目標を立てることで達成度を判定でき、計画を続けるか、直すか、終わるかを決められる。
📚 ここも一緒におさえておこう
計画の書き方は実習記録でもそのまま使う。3つの計画の区別を押さえよう。
- 看護計画は観察計画・ケア計画・教育計画の3つに分けて書く
- 目標は具体的・測定可能・達成可能・関連性・期限を意識して書く
- 記録様式のSOAP(ソープ)ではA=アセスメント、P=計画にあたる
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| アセスメント | S情報・O情報を系統的に集め、解釈・分析する |
| 看護診断(問題の明確化) | 健康上の問題を明確にし、優先順位をつける |
| 計画立案 | 期待される成果(目標)と具体的な介入を決める |
| 実施 | 計画に沿ってケアを行い、患者の反応を記録する |
| 評価 | 目標の達成度を判定し、計画を継続・修正・終了する |
参考: 系統看護学講座 基礎看護学 看護学概論
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について