第114回 看護師国家試験 午前 問2 解説

⭐ 必修健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

平均寿命で正しいのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 平均寿命とは0歳の平均余命のことである。

平均寿命とは0歳の平均余命のこと。生まれたばかりの子があと何年生きられるかの期待値で、令和5年(2023年)は男性81.09年・女性87.14年。

実際に亡くなった人の年齢を平均したものではない。その年の年齢別死亡率がこの先も続くとして計算する推計値なので、感染症の流行や災害で死亡率が上がると、その年の平均寿命は短くなる。

  • 1

    0歳の平均余命である。正解

    正しい。平均寿命=0歳の平均余命。生命表の0歳の欄の値がそのまま平均寿命になる。

  • 2

    50歳の平均余命である。不正解

    50歳の平均余命は別の指標。すでに50歳まで生きた人が対象なので、平均寿命から50を引いた値より長くなる。

  • 3

    死亡者の平均年齢である。不正解

    亡くなった人の年齢を平均したものは「死亡時平均年齢」で、平均寿命とは計算方法が違う。

  • 4

    健康な60歳の健康寿命と同じである。不正解

    健康寿命は「日常生活に制限なく過ごせる期間」を表す別の指標で、0歳を起点に算出する。

📚 混同しやすいので注意

平均寿命と健康寿命はセットで問われる。その差が「日常生活に制限のある期間」。

  • 平均余命=ある年齢の人が、その後平均してあと何年生きられるかの期待値。
  • 生命表には毎年出る簡易生命表と、国勢調査の年に作る完全生命表がある。
  • 健康日本21(第三次)では、平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加が目標。
平均寿命と健康寿命
指標男性女性
平均寿命(令和5年)81.09年87.14年
平均寿命(令和元年)81.41年87.45年
健康寿命(令和元年)72.68年75.38年
差=日常生活に制限のある期間(令和元年)8.73年12.07年

健康寿命の最新の公表値は令和元年。差は年次をそろえ、同じ令和元年の平均寿命との比較で示している。

参考: 厚生労働省「令和5年簡易生命表」/厚生労働省「健康日本21(第三次)」

出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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