第112回 看護師国家試験 午後 問2 解説
📝 問題
健康日本21(第二次)における1日の塩分摂取量の目標値で正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 健康日本21(第二次)の1日の食塩摂取量の目標値は8gである。
健康日本21(第二次)では、生活習慣病予防のため成人の1日の食塩摂取量の目標を8gと設定していた。 日本人は醤油・味噌など食文化的に食塩摂取が多く、高血圧の主要因となるため、減塩は循環器疾患対策の柱に位置づけられている。
国試では減塩に関する各種目標値が問われる。高血圧治療ガイドラインでは高血圧者の減塩目標が1日6g未満とされており、この6gと健康日本21(第二次)の集団目標8gを混同しないよう区別しておくとよい。 なお健康日本21は令和6年度から第三次に移り、目標値は7gに引き下げられた。本問が問うているのは第二次の8gだが、次の国試で使うのは第三次の7gのほうである。
健康日本21とは
国が期間を区切って立てる健康づくりの計画。食塩や野菜の摂取量などに数値目標を置き、生活習慣病を防ぐことをねらう。
- 1
6.0g不正解
6.0gは高血圧患者に対する減塩目標(1日6g未満)に近い値で、健康日本21(第二次)の集団目標とは異なる。
- 2
8.0g正解
健康日本21(第二次)における1日の食塩摂取量の目標値は8gである。
- 3
10.0g不正解
10.0gは目標値ではなく、むしろ削減すべき従来の摂取量水準に近い。
- 4
12.0g不正解
12.0gは目標値を大きく上回り、減塩が求められる高摂取の水準である。
📚 国試でよく狙われるところ
食塩の目標値は、どの基準の数字かを入れ替えて問われる。基準の名前と数字を対にして、表ごと覚えておく。 日本人の食塩摂取量の平均は1日約10g(国民健康・栄養調査)で、いずれの目標値も上回っている。減塩は高血圧・循環器疾患・胃癌の予防につながる。
| 基準 | 目標量 |
|---|---|
| 健康日本21(第三次・令和6年度〜) | 7g |
| 日本人の食事摂取基準(2025年版) | 男性7.5g未満/女性6.5g未満 |
| 高血圧治療ガイドライン(高血圧者) | 6g未満 |
| 世界保健機関(WHO) | 5g未満 |
参考: 厚生労働省「健康日本21(第二次)」
出典:「第112回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について