第111回 看護師国家試験 午後 問31 解説
📝 問題
次の法律のうち最も新しく制定されたのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 最も新しく制定されたのはギャンブル等依存症対策基本法(2018年)である。
4つの法律を制定年の順に並べると、未成年者喫煙禁止法=明治33年(1900年)、麻薬及び向精神薬取締法=昭和28年(1953年)、アルコール健康障害対策基本法=平成25年(2013年)、ギャンブル等依存症対策基本法=平成30年(2018年)となる。 最も新しいのはギャンブル等依存症対策基本法である。
取締り系の法律(喫煙・麻薬)は明治から昭和の古い法律、依存症の基本法は平成に入ってからの新しい法律、という2つのかたまりに分けると迷わない。
基本法とは
ある分野の政策の理念と、国や地方公共団体の責務を定める法律。具体的な施策はこれを土台につくられる。
向精神薬とは
中枢神経に作用して精神のはたらきを変える薬。医療で使うものもあるが、乱用の恐れがあるため取扱いが法律で厳しく決められている。
- 1
未成年者喫煙禁止法不正解
未成年者喫煙禁止法は明治33年(1900年)制定で、選択肢中最も古い。
- 2
麻薬及び向精神薬取締法不正解
麻薬及び向精神薬取締法は昭和28年(1953年)制定で古い部類。
- 3
アルコール健康障害対策基本法不正解
アルコール健康障害対策基本法は平成25年(2013年)制定で、ギャンブル等より前。
- 4
ギャンブル等依存症対策基本法正解
ギャンブル等依存症対策基本法は平成30年(2018年)制定で、4つの中で最も新しい。
📚 国試でよく狙われるところ
法律は制定年の新旧を入れ替えて問われる。依存症の基本法はアルコール(2013年)→ギャンブル等(2018年)の順、と対にして覚えよう。
- 基本法は、国・地方公共団体の責務を定め、推進基本計画の策定を求めるという共通の構造をもつ。
- 2022年の成年年齢引下げに伴い、未成年者喫煙禁止法・未成年者飲酒禁止法は「二十歳未満ノ者ノ喫煙(飲酒)ノ禁止ニ関スル法律」に名称が改められた。
- 依存症は精神保健福祉センターや保健所が相談窓口となり、自助グループ(断酒会・AA・GAなど)との連携が重要。
| 法律 | 制定年 |
|---|---|
| 未成年者喫煙禁止法 | 1900年(明治33年) |
| 未成年者飲酒禁止法 | 1922年(大正11年) |
| 麻薬及び向精神薬取締法 | 1953年(昭和28年) |
| アルコール健康障害対策基本法 | 2013年(平成25年) |
| ギャンブル等依存症対策基本法 | 2018年(平成30年) |
参考: ギャンブル等依存症対策基本法/アルコール健康障害対策基本法
出典:「第111回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について