第110回 看護師国家試験 午後 問54 解説

一般小児看護学✔ 監修済み

📝 問題

健康な小児の成長・発達で正しいのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 身長は出生後1年で出生時の約1.5倍になる。

出生時の身長は約50cmで、生後1年で約75cmとなり、出生時のおよそ1.5倍になる。これは正しい記述である。

情緒は出生時の未分化な興奮から、まず快・不快が分化し、そこから細かい情緒へと分かれていくため「快から不快が分化する」は順序が誤り。レム睡眠の割合は新生児期に高く、発達とともに減少するため「増える」は誤り。体重は出生時約3kgが生後1年で約3倍(約9kg)になるのであり4倍ではない。

レム睡眠とは

眼球がすばやく動き、夢を見ることが多い浅い眠り。体は休んでいるが脳は活発に働いている。

  • 1

    情緒は快から不快が分化する。不正解

    情緒は未分化な興奮から快・不快が分化し、順序が逆。

  • 2

    発達とともにレム睡眠の割合は増える。不正解

    レム睡眠の割合は発達とともに減少する。

  • 3

    体重は出生後1年で出生時の約4倍になる。不正解

    体重は1年で出生時の約3倍で、4倍ではない。

  • 4

    身長は出生後1年で出生時の約1.5倍になる。正解

    身長は1年で出生時の約1.5倍(約50→約75cm)になる。

📚 ここも一緒におさえておこう

体重と身長のほかに、頭囲と胸囲の関係も同じ問題でよく問われる。「生後1年ごろに頭囲=胸囲」を境目にして覚えよう。 頭囲は出生時約33cmで生後1年に約45cm。 胸囲は出生時約32cmで頭囲よりやや小さく、生後1年ごろに頭囲とほぼ等しくなり、その後は胸囲が上回る。

  • 大泉門は1歳6か月ごろまでに閉鎖する(小泉門は生後まもなく閉鎖)。膨隆は頭蓋内圧亢進、陥没は脱水のサイン。
  • 睡眠は新生児期にレム睡眠が約50%を占め、成長とともに減少して成人では約20%になる。
  • 情緒は出生時の未分化な興奮から、まず快・不快に分化し、さらに細かい情緒へと分化していく。
身体発育の目安
時期体重身長
出生時約3kg約50cm
生後3〜4か月出生時の約2倍(約6kg)—
1歳出生時の約3倍(約9kg)出生時の約1.5倍(約75cm)
2歳半〜3歳出生時の約4倍(約12kg)—
4歳出生時の約5倍(約15kg)出生時の約2倍(約100cm)

出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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