第110回 看護師国家試験 午後 問3 解説
⭐ 必修健康支援と社会保障制度
📝 問題
平成28年(2016年)の人口1人当たりの国民医療費で最も近いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 平成28年の人口1人当たり国民医療費は約33万円である。
平成28年(2016年)の国民医療費は約42兆円で、人口1人当たりでは約33万円であった。国民医療費は高齢化を背景に増加傾向にあり、国内総生産(GDP〈ジーディーピー〉)に対する比率も上昇している。
国試では国民医療費の総額と1人当たりの桁感覚が問われる。出題当時は約42兆円・約33万円だったが、令和4年度(2022年度)は約46.7兆円・1人当たり約37.4万円まで増えた。 65歳以上の1人当たり医療費は全体平均より大幅に高い点も押さえておくとよい。
国民医療費とは
1年度に医療機関で保険診療にかかった費用の推計。自費の治療や予防にかかるお金は含まない。
- 1
13万円不正解
13万円は実際の半分以下で、近年の1人当たり医療費に合致しない。
- 2
23万円不正解
23万円はやや少なく、平成28年の水準には届かない。
- 3
33万円正解
平成28年の1人当たり国民医療費は約33万円で最も近い。
- 4
43万円不正解
43万円は実際より多く、当該年の水準を上回る。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
国民医療費は「保険がきく治療にかかった額」と決めておくと、何が含まれて何が含まれないかをその場で判断できる。財源の割合と年齢による差もあわせて確かめておきたい。
- 含まれないもの=正常な妊娠・分娩、健康診断・人間ドック、予防接種、美容整形、市販薬の購入費など。
- 財源は保険料が約5割・公費が約4割・患者負担が約1割。
- 65歳以上の医療費が国民医療費の約6割を占める。1人当たり医療費も65歳未満のおよそ4倍と大きい。
参考: 厚生労働省「国民医療費」
ClaudeによるAI生成を活用した解説です
出典:「第110回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について