第109回 看護師国家試験 午後 問90 解説
📝 問題
1,500 mLの輸液を朝9時からその日の17時にかけて点滴静脈内注射で実施する。 20滴で1 mLの輸液セットを用いた場合の1分間の滴下数を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
※ 数値を答える計算問題です(正解は下に掲載)。
✅ 正解
63
💡 解説
✅ 1分間の滴下数は63滴/分である。
点滴の滴下数を求める計算問題である。 投与にかける時間は、朝9時から17時までの8時間である。
1分あたりに投与する量を求める。 1,500 mL ÷(8時間 × 60分)= 1,500 ÷ 480 = 3.125 mL/分。
輸液セットは20滴で1 mLなので、1分間の滴下数は 3.125 mL/分 × 20滴/mL = 62.5滴/分。 小数点以下第1位を四捨五入して、63滴/分となる。
📚 丸暗記より仕組みで覚えよう
滴下数の計算は、式を丸暗記するより「1分間に何mL入れるか」を先に出すと迷わない。 1分間の滴下数=総輸液量(mL) × 1 mLあたりの滴数 ÷ 所要時間(分)。
- 成人用(一般用)輸液セット=20滴で1 mL
- 小児用(微量用)輸液セット=60滴で1 mL
- 小児用では「1時間あたりのmL数」がそのまま「1分間の滴下数」になるため計算が簡単
- 実際の調整では10秒間の滴下数を数えて6倍すると、1分間の滴下数を素早く確認できる
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について