第109回 看護師国家試験 午後 問7 解説
📝 問題
乳児期における呼吸の型はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 乳児期の呼吸型は腹式呼吸である。
乳児は肋骨がほぼ水平に位置し胸郭の可動性が乏しいため、横隔膜を主体とする腹式呼吸を行う。
成長に伴い肋骨が斜め下方に傾き、胸郭が拡大できるようになると、幼児期には胸腹式呼吸へ、学童期以降には胸式(女性)・胸腹式(男性)へと移行する。 呼吸型は発達段階を反映する。
乳児は呼吸数が多く(約30〜40回/分)、腹式呼吸のため腹部の動きで呼吸状態を観察しやすい。
- 1
肩呼吸不正解
肩呼吸は呼吸困難時にみられる努力呼吸であり、通常の乳児の呼吸型ではない。
- 2
胸式呼吸不正解
胸式呼吸は胸郭の可動性が発達した学童期以降にみられる。
- 3
腹式呼吸正解
乳児は横隔膜主体の腹式呼吸を行う。
- 4
胸腹式呼吸不正解
胸腹式呼吸は幼児期以降に移行してみられる呼吸型である。
📚 国試でよく狙われるところ
呼吸型と呼吸数は、年齢を入れ替えて問われる。年齢・呼吸型・呼吸数の3つを1組で覚えよう。
| 年齢 | 呼吸型 | 呼吸数(回/分) |
|---|---|---|
| 新生児 | 腹式呼吸 | 40〜50 |
| 乳児 | 腹式呼吸 | 30〜40 |
| 幼児 | 胸腹式呼吸 | 20〜30 |
| 学童 | 胸式呼吸へ移行 | 18〜20 |
| 成人 | 胸式(女性)・胸腹式(男性) | 12〜18 |
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について