第109回 看護師国家試験 午後 問27 解説
📝 問題
咀嚼筋はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 咀嚼筋は咬筋である。
咀嚼筋は下顎を動かして咀嚼を行う筋群で、咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の4つからなる。 咀嚼筋はいずれも三叉神経(下顎神経)の支配を受ける。
咬筋は下顎を挙上して噛みしめる強力な筋である。 頬骨弓から下顎枝外面に付着し、噛みしめると頬の外側で触知できる。
他の選択肢は咀嚼筋ではない。 頰筋・口輪筋は表情筋(顔面神経支配)であり、胸鎖乳突筋は頸部の筋で頭の回旋・屈曲に働く。 国試では咀嚼筋(三叉神経支配)と表情筋(顔面神経支配)の区別が頻出である。
- 1
頰筋不正解
頰筋は表情筋であり、顔面神経支配で咀嚼筋ではない。
- 2
咬筋正解
咬筋は下顎を挙上する咀嚼筋で、三叉神経(下顎神経)の支配を受ける。
- 3
口輪筋不正解
口輪筋は表情筋であり咀嚼筋ではない。
- 4
胸鎖乳突筋不正解
胸鎖乳突筋は頸部の筋で頭部の運動に働き咀嚼筋ではない。
📚 混同しやすいので注意
咀嚼筋は三叉神経、表情筋は顔面神経という支配の違いが問われる。噛む筋か、顔の表情をつくる筋かで判断する。
- 咀嚼筋…咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋(三叉神経の下顎神経が支配)
- 表情筋…口輪筋・眼輪筋・頬筋・前頭筋など(顔面神経が支配)
- 末梢性顔面神経麻痺では閉眼できない・額のしわ寄せができない・口角が下がる
- 中枢性の顔面神経麻痺では額のしわ寄せは保たれる点が鑑別になる
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について