第109回 看護師国家試験 午前 問59 解説
📝 問題
配偶子の形成で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 卵子の形成では減数分裂が起こる。
配偶子(卵子・精子)は、生殖細胞が減数分裂を経て作られ、染色体数が半分の23本になる。卵子の形成でも精子の形成でも減数分裂は起こる。
極体が放出されるのは精子の形成ではなく、卵子の形成の過程である。成熟卵子はX染色体のみをもち、Y染色体はもたない。精子がもつのは22本の常染色体と1本の性染色体で、合わせて23本である。 極体が出るのは卵子の側、Y染色体をもつのは精子の側、と対で覚える。
極体とは
卵子ができる過程で、いらなくなった染色体とわずかな細胞質だけが押し出された小さな細胞。栄養を1個の卵子に集めるためのしくみで、精子の形成では作られない。
- 1
卵子の形成では減数分裂が起こる。正解
卵子・精子とも配偶子形成では減数分裂が起こり染色体数が半減する。
- 2
精子の形成では極体の放出が起こる。不正解
極体の放出は精子形成ではなく卵子形成で起こる。
- 3
成熟卵子はXまたはY染色体をもつ。不正解
成熟卵子はX染色体のみをもち、Y染色体はもたない。
- 4
精子は23本の常染色体と1本の性染色体をもつ。不正解
精子は22本の常染色体と1本の性染色体をもち、23本の常染色体ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
配偶子の形成は、卵子と精子のどちらの話かを入れ替えて問われる。数・染色体・起こる場所を、卵子と精子で対にして覚えよう。
- ヒトの体細胞の染色体は46本(22対の常染色体+1対の性染色体)で、配偶子はその半分の23本
- 性別を決めるのは精子側で、X精子が受精すれば女児、Y精子が受精すれば男児となる
- 1個の卵母細胞からできる卵子は1個(他は極体になる)。1個の精母細胞からは4個の精子ができる
- 受精は卵管膨大部で起こり、受精卵は分割しながら子宮へ運ばれ約1週間後に着床する
- 卵子の減数第二分裂は受精によって完了する
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について