第109回 看護師国家試験 午前 問56 解説
📝 問題
幼児を対象とする定期予防接種はどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 水痘ワクチンは幼児を対象とする定期予防接種である。
定期予防接種は、ワクチンごとに対象年齢が決められている。水痘ワクチンは1歳から3歳未満を標準的な接種年齢とする幼児対象の定期接種(A類疾病)である。
BCGワクチンは1歳未満(標準は生後5〜8か月)、ロタウイルスワクチンは生後2か月からで、どちらも乳児が対象である。DTワクチン(二種混合)は11〜12歳の学童期が対象で幼児ではない。 各ワクチンの標準的な接種時期は、乳児・幼児・学童という年齢区分と結びつけて覚えておく。
- 1
DTワクチン(二種混合)不正解
DTワクチンは11〜12歳の学童期対象で、幼児対象ではない。
- 2
ロタウイルスワクチン不正解
ロタウイルスワクチンは生後2か月から始める乳児対象で、幼児ではない。
- 3
BCGワクチン不正解
BCGは1歳未満の乳児(標準5〜8か月)が対象で幼児ではない。
- 4
水痘ワクチン正解
水痘ワクチンは1歳から3歳未満を標準とする幼児対象の定期接種である。
📚 国試でよく狙われるところ
定期予防接種は、ワクチンの種類・接種時期・接種の間隔を入れ替えて問われる。年齢区分とワクチンを対にして覚えよう。
- 注射生ワクチン同士を接種する場合は27日以上の間隔をあける(それ以外の組合せに日数の制限はない)
- 生ワクチンはBCG・MR・水痘・おたふくかぜ・ロタウイルス
- 不活化ワクチンは五種混合・日本脳炎・B型肝炎・肺炎球菌・HPV・インフルエンザ
| ワクチン | 標準的な接種時期 |
|---|---|
| B型肝炎 | 生後2か月から |
| ロタウイルス | 生後2か月から(経口生ワクチン) |
| 小児用肺炎球菌 | 生後2か月から |
| 五種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・Hib) | 生後2か月から |
| BCG | 生後5〜8か月(1歳未満) |
| 麻しん風しん混合(MR) | 1期=1歳、2期=小学校入学前1年間 |
| 水痘 | 1歳〜3歳未満に2回 |
| 日本脳炎 | 1期=3歳から、2期=9〜10歳 |
| 二種混合(DT) | 11〜12歳 |
| HPV | 小学6年〜高校1年相当の女子 |
A類疾病は集団予防が目的で接種の努力義務があり原則公費。B類疾病(高齢者のインフルエンザ・肺炎球菌)は個人予防が目的で努力義務はない。
出典:「第109回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について