第108回 看護師国家試験 午後 問17 解説
📝 問題
看護師が行う看護過程で適切なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 看護過程は問題解決思考である。
看護過程は、情報収集とアセスメント、看護問題(診断)の明確化、計画立案、実施、評価という段階を循環的に展開する、系統的な問題解決の思考過程である。 対象の健康上の問題を科学的・論理的に解決するための枠組みであり、看護実践の基盤となる。
他の3つは誤りである。 看護過程は看護師自身の判断で展開するもので、医師の指示の下に置かれるものではない。 ゴールは看護師の価値ではなく、対象のニーズと意向に基づいて設定する。 段階は5段階であり、3段階ではない。
- 1
問題解決思考である。正解
看護過程は情報収集から評価まで循環する問題解決の思考過程である。
- 2
医師の指示の下で計画を立てる。不正解
看護過程は看護師の判断で展開でき、医師の指示の下で計画を立てるものではない。
- 3
看護師の価値に基づいてゴールを設定する。不正解
ゴールは看護師の価値ではなく対象のニーズ・意向に基づいて設定する。
- 4
アセスメント、計画立案、評価の3段階で構成される。不正解
看護過程はアセスメント・診断・計画・実施・評価の5段階で、3段階ではない。
📚 関連知識
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ①アセスメント | 主観的・客観的情報を収集し、解釈・分析する |
| ②看護診断(問題の明確化) | 看護で解決できる健康上の問題を特定する |
| ③計画立案 | 期待される成果(目標)と具体的な看護介入を決める |
| ④実施 | 計画に基づいてケアを行い、反応を記録する |
| ⑤評価 | 目標の達成度を判定し、必要に応じて計画を修正する |
評価から再びアセスメントへ戻る循環(らせん)構造をとる。
参考: 基礎看護学テキスト
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について