第107回 看護師国家試験 午後 問66 解説
📝 問題
A 病院の組織図を図に示す。 医療安全管理を担う部門が、組織横断的な活動をするのに適切な位置はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 医療安全管理を担う部門は院長(管理者)直属に置くのが組織横断的な活動に適しており、②がこれにあたる。
医療安全管理部門(医療安全管理室など)は、特定の診療科や部門に属さず、病院全体を横断して活動する必要がある。 そのため組織図上は、院長(管理者)直属の位置に置き、各部門に対して独立して助言・介入できる位置づけとするのが適切である。 院長直下に配置することで権限と独立性が担保され、部門を越えたインシデント分析や安全対策の徹底が可能となる。
国試の医療安全では「組織横断的=トップ(管理者)直属で全部門に関与できる位置」という原則を押さえておくと、図の細部が変わっても対応できる。
- 1
①不正解
①は組織横断的な活動に適した院長直属の独立した位置ではないと考えられる。
- 2
②正解
②が管理者直属で全部門を横断できる位置にあたり、医療安全管理部門の配置として適切である。
- 3
③不正解
③は院長直属の位置ではないと考えられる。
- 4
④不正解
④も横断的な独立性を確保しにくい位置と考えられる。
📚 ここも一緒におさえておこう
医療法により、病院・診療所には医療安全管理体制の整備が義務づけられている。
- 医療安全管理指針の整備
- 医療安全管理委員会の設置と定期的な開催(病院は月1回程度)
- 職員研修の実施(年2回程度)
- 事故等の報告体制(インシデント・アクシデントレポート)の整備
- 特定機能病院等では医療安全管理者・医療安全管理部門の配置が求められる
参考: 厚生労働省「医療安全管理体制の整備」/系統看護学講座 看護の統合と実践
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について