第107回 看護師国家試験 午前 問35 解説
📝 問題
患者と看護師が面談をする際、両者の信頼関係を構築するための看護師の行動で最も適切なのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 信頼関係の構築には、患者と視線の高さを合わせて話すことが最も適切である。
面談で信頼関係(ラポール)をつくるうえでは、非言語的コミュニケーションが重要である。視線の高さを合わせると威圧感が減り、患者を尊重する姿勢が伝わる。
他の選択肢は、いずれも患者から注意がそれてしまう。 真正面に座る配置は対決的で緊張を生みやすく、斜めや直角の位置のほうが話しやすい。 メモを取ることに集中したり、用意した文章を読み上げたりすると、患者への関心が伝わらない。
- 1
患者の正面に座る。不正解
正面に座る配置は対決的で緊張を招きやすい。落ち着いて話すには斜めや直角の位置が望ましい。
- 2
メモを取ることに集中する。不正解
メモを取ることに集中すると患者への注意が向かず、関心が伝わらない。記録は会話を妨げない範囲にとどめる。
- 3
患者と視線の高さを合わせる。正解
視線の高さを合わせることは対等さと尊重を示し、信頼関係の構築に最も適切である。
- 4
事前に用意した文章を読み上げる。不正解
用意した文章を読み上げると一方向的になり、患者の反応をその場で受け取れない。
📚 国試でよく狙われるところ
面接の場面は、座る位置・相手との距離・言葉以外の関わりを入れ替えて問われる。「患者が話しやすいか」を基準に選ぼう。 場所は静かでプライバシーが保たれるところを選び、目的と所要時間をあらかじめ伝える。 記録は会話を妨げない範囲にとどめ、メモを取ることの了解を得る。
- 座る位置は直角(90度)法や斜めの位置が緊張を和らげる。真正面(対面法)は対決的な印象を与えやすい。
- 対人距離の目安=密接距離45cm以内、個体距離45〜120cm、社会距離1.2〜3.6m。面接には個体距離が適する。
- 視線の高さを合わせる、うなずきや相づち、沈黙を尊重するといった関わりが信頼関係(ラポール)を育てる。
参考: 系統看護学講座 基礎看護学 コミュニケーション
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について