第106回 看護師国家試験 午後 問11 解説
📝 問題
神経伝達物質はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 神経伝達物質はアセチルコリンである。
神経の情報は、神経どうしのつなぎ目であるシナプスで化学物質を放出することによって次の細胞へ伝えられる。この物質を神経伝達物質といい、アセチルコリンはその代表である。運動神経と骨格筋のつなぎ目や、副交感神経の末端ではたらく。
アルブミンは血管内に水を保つ血漿タンパク、フィブリンは出血を止めるために血液を固める線維、エリスロポエチンは腎臓から出て赤血球を作らせるホルモンである。いずれも神経ではなく、血液や造血に関わる物質である。
- 1
アルブミン不正解
アルブミンは肝臓で作られる血漿タンパクで、血管内に水を保つはたらきをもつ。
- 2
フィブリン不正解
フィブリンは出血したときに血液を固めて止血する線維である。
- 3
アセチルコリン正解
アセチルコリンは運動神経と骨格筋のつなぎ目や副交感神経の末端ではたらく神経伝達物質である。
- 4
エリスロポエチン不正解
エリスロポエチンは腎臓から出て、骨髄に赤血球を作らせるホルモンである。
📚 国試でよく狙われるところ
神経伝達物質は、名前と不足したときに起こることを組にして問われる。物質名と病気を対にして覚えよう。
- ドパミンが不足するとParkinson(パーキンソン)病を起こし、動きが遅くなる・手が震えるといった症状が出る
- ノルアドレナリンは交感神経の末端から出て、心拍数や血圧を上げる
- セロトニンは気分の安定に関わり、不足はうつ病と関係するとされる
参考: 系統看護学講座 解剖生理学
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について