第106回 看護師国家試験 午前 問20 解説
📝 問題
療養施設、社会福祉施設等が集合して設置されている地域の昼間の騒音について、環境基本法に基づく環境基準で定められているのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 療養施設や社会福祉施設が集まる地域の昼間の騒音は、50dB以下と定められている。
騒音の環境基準は、その地域が何に使われているかで上限が変わる。療養施設や社会福祉施設が集まる地域は最も厳しい区分にあたり、昼間は50dB以下、夜間は40dB以下とされている。 昼間は午前6時から午後10時まで、夜間は午後10時から翌日の午前6時までを指す。
他の値は基準として置かれていない。20dBは木の葉が触れ合う程度、80dBは地下鉄の車内、110dBは自動車の警笛ほどの大きさである。
dB〈デシベル〉とは
音の大きさを表す単位。数が大きいほどうるさく、10増えると音の強さは10倍になる。
- 1
20dB以下不正解
木の葉が触れ合う程度のごく小さな音。日常の生活音でも超えてしまう大きさで、環境基準の下限はもっと高いところに置かれている。
- 2
50dB以下正解
療養施設や社会福祉施設が集まる地域は最も静けさが求められ、昼間は50dB以下とされている。静かな事務所ほどの大きさである。
- 3
80dB以下不正解
地下鉄の車内ほどの大きさで、うるさいと感じる水準にあたる。静けさを求める地域の昼間の値としては大きすぎる。
- 4
110dB以下不正解
自動車の警笛に近い大きさで、長く聞き続けると聴力に影響する水準である。
📚 国試でよく狙われるところ
騒音の環境基準は、地域の類型と昼夜の値を入れ替えて問われる。いちばん静かなAAを起点に、類型が変わるごとに5dBずつ緩くなり、夜間は昼間より10dB低い、とつなげて覚えよう。
| 地域の類型 | 昼間 | 夜間 |
|---|---|---|
| AA(療養施設・社会福祉施設等が集まる地域など) | 50dB以下 | 40dB以下 |
| A及びB(住居のための地域) | 55dB以下 | 45dB以下 |
| C(相当数の住居と商業・工業などが混在する地域) | 60dB以下 | 50dB以下 |
参考: 環境省 騒音に係る環境基準について/環境基本法
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について