第106回 看護師国家試験 午前 問2 解説

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📝 問題

平成25年(2013年)の感染症発生動向調査による年間の性感染症〈STD〉報告数で最も多いのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 年間の報告数が最も多い性感染症は性器クラミジア感染症である。

性器クラミジア感染症・性器ヘルペスウイルス感染症・尖圭コンジローマ・淋菌感染症の4つは、決められた医療機関から報告される定点報告の対象である。 平成25年(2013年)に報告数が最も多かったのは性器クラミジア感染症で、この順位は現在も変わっていない。

クラミジアは無症状のまま経過することが多く、気づかないうちに感染が広がる。 女性では卵管の炎症から不妊や子宮外妊娠につながるため、症状がなくても検査と治療が必要になる。

定点報告とは

国が指定した一部の医療機関だけが報告するしくみ。全国の流行の動きをつかむために使う。

  • 1

    性器クラミジア感染症正解

    4つのうち報告数が最も多い。無症状のまま経過しやすく、感染に気づかない人が多い。

  • 2

    尖圭コンジローマ不正解

    尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルスによって性器にいぼができる感染症で、報告数はクラミジアより少ない。

  • 3

    性器ヘルペス不正解

    性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによる水疱と強い痛みが特徴で、一度感染すると再発をくり返す。報告数はクラミジアに及ばない。

  • 4

    淋菌感染症不正解

    淋菌感染症は男性で強い排尿時痛と膿が出るのが特徴で、報告数はクラミジアより少ない。

📚 国試でよく狙われるところ

性感染症は、報告のしくみと病原体を入れ替えて問われる。定点から報告する4つと、全数を報告する梅毒・後天性免疫不全症候群を分けて覚えよう。

  • 梅毒は全数報告の対象で、近年報告数が大きく増えた
  • 妊婦がクラミジアに感染していると、産道感染で新生児の結膜炎・肺炎を起こす
  • 治療は本人だけでは終わらず、パートナーも同時に治療しないと再び感染する

参考: 厚生労働省「感染症発生動向調査」

出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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