第106回 看護師国家試験 午前 問1 解説
📝 問題
平成25年(2013年)の国民生活基礎調査による有訴者率(人口千対)で正しいのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 平成25年の有訴者率は人口千対312.4である。
有訴者率は、病気やけがで自覚症状のある人が人口千人あたり何人いるかを表す。 平成25年(2013年)の国民生活基礎調査では312.4で、およそ3人に1人が何らかの症状を訴えていたことになる。
並んでいるのは大きく離れた4つの数字。「千人あたり300人前後=およそ3割」という感覚を持っておくと選び分けられる。
有訴者率は近年下がっており、令和7年(2025年)調査では255.7である。
国民生活基礎調査とは
世帯の暮らし・健康・所得・介護をまとめて調べる国の調査。3年ごとに大規模な調査を行う。
- 1
12.4不正解
千人あたり12人は約1%。実際の有訴者率はその25倍ほどある。
- 2
112.4不正解
千人あたり112人は約1割。10歳代など若い年代がこの水準で、全年齢の平均としては低い。
- 3
312.4正解
平成25年の有訴者率は312.4で、人口千人あたり312人が自覚症状を訴えていた。
- 4
512.4不正解
千人あたり512人は約5割。80歳以上がこの水準に近く、全年齢の平均としては高い。
📚 混同しやすいので注意
有訴者率と通院者率は、どちらの数字かを入れ替えて問われる。症状を感じている人が有訴者、実際に医療機関へ通っている人が通院者、と分けて覚えよう。
- 令和7年(2025年)の通院者率は409.2(人口千対)で、有訴者率より高い
- 症状別では男女とも腰痛が1位で、年齢が上がるほど有訴者率も高くなる
- 有訴者にも通院者にも入院中の人は数えない
参考: 厚生労働省「国民生活基礎調査」
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について