第106回 看護師国家試験 午前 問12 解説
📝 問題
喀血が起こる出血部位で正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 喀血は気道からの出血である。
喀血は、気管・気管支・肺といった気道からの出血が、咳とともに口から出たものをいう。 原因になるのは肺結核・気管支拡張症・肺癌などである。
大量に出ると血液が気道をふさぐため、患側を下にした側臥位にして、健康な側の肺へ血液が流れ込まないようにする。
- 1
頭蓋内不正解
頭蓋内の出血は脳出血やくも膜下出血で、血液が口から出ることはない。
- 2
気道正解
気管・気管支・肺からの出血が咳とともに出たものが喀血である。
- 3
食道不正解
食道や胃からの出血は、嘔吐とともに出る吐血である。
- 4
胆道不正解
胆道からの出血は消化管へ流れ込み、吐血や下血として現れる。
📚 混同しやすいので注意
喀血と吐血は、色・出方・混じるものを入れ替えて問われる。「咳と一緒なら喀血、吐き気と一緒なら吐血」と出方で見分けよう。
| 項目 | 喀血 | 吐血 |
|---|---|---|
| 出血部位 | 気管・気管支・肺 | 食道・胃・十二指腸 |
| 出方 | 咳とともに出る | 嘔吐とともに出る |
| 色 | 鮮やかな赤色 | 暗い赤色〜コーヒー残渣のような色 |
| 混じるもの | 泡・痰 | 食べ物のかす |
| 性状 | アルカリ性 | 酸性 |
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について