第105回 看護師国家試験 午前 問23 解説
📝 問題
患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 患者が自己採血で簡単に測定できるのは血糖である。
血糖自己測定は、専用の穿刺器具で指先などからごく少量の血液をとり、測定器のセンサーに吸わせて値を読む方法である。数十秒で結果が出るため、患者自身が自宅で行える。 インスリン療法を受けている人などが対象で、低血糖に早く気づく、食事や運動と血糖の関係をつかむ、といった目的で毎日行う。
穿刺する場所は指先の腹の側面を選び、毎回変える。同じところをくり返すと皮膚が硬くなり、痛みも強くなる。
カリウム・カルシウム・アルブミンは、静脈から採血して検査室の機器で測る項目である。値を知るには医療機関での採血が要る。
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血糖正解
指先から出したごく少量の血液を測定器にかけるだけで値が出る。糖尿病の自己管理に使われる。
- 2
カリウム不正解
カリウムは静脈血を採って検査室で測る項目。採血のときに溶血すると赤血球から出て高い値になるため、採り方にも注意が要る。
- 3
カルシウム不正解
カルシウムも静脈血を採って検査室で測る項目。骨や神経・筋のはたらきに関わり、低いとしびれやテタニーが起こる。
- 4
アルブミン不正解
アルブミンは肝臓でつくられるタンパクで、静脈血を採って検査室で測る。栄養状態や肝臓のはたらきの目安になる。
📚 ここも一緒におさえておこう
血糖自己測定は、手順のどこを間違えると値がずれるかが問われる。測る前に手を洗うことを最初に覚えよう。
- 果汁や消毒用アルコールが指に残っていると値がずれる。石けんと流水で洗い、よく乾かしてから穿刺する
- 穿刺したあとに指を強く搾ると組織液が混じり、値が低めに出る
- 低血糖(動悸・冷汗・手のふるえ・強い空腹感)を感じたときは、すぐ測定してブドウ糖をとる
参考: 標準的な成人看護学(糖尿病の自己管理・血糖自己測定)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について