第104回 看護師国家試験 午後 問36 解説
📝 問題
社会福祉協議会の活動で正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 社会福祉協議会はボランティア活動の推進を担っている。
社会福祉協議会は、社会福祉法にもとづいて全国・都道府県・市区町村に置かれる民間の非営利組織で、地域福祉を進める中心になる。住民や社会福祉の関係者が加わり、行政では手の届きにくい住民どうしの支え合いをつくる役割をもつ。
代表的な仕事がボランティアセンターの運営で、ボランティアの募集・登録・研修と、活動したい人と手伝ってほしい人との橋渡しを行う。
他の選択肢は、別の機関が担っている。就労の支援は公共職業安定所(ハローワーク)、男女共同参画の推進は内閣府と地方公共団体、がん対策は国と都道府県が中心になる。
- 1
ボランティア活動を推進する。正解
社会福祉協議会はボランティアセンターを運営し、ボランティアの登録・研修と活動先の調整を行う。
- 2
就労の支援活動を推進する。不正解
就労の支援を中心に担うのは公共職業安定所(ハローワーク)である。
- 3
男女共同参画を推進する。不正解
男女共同参画の推進は、男女共同参画社会基本法にもとづいて内閣府と地方公共団体が担う。
- 4
がん対策を推進する。不正解
がん対策は、がん対策基本法にもとづいて国と都道府県が推進する。
📚 ここも一緒におさえておこう
社会福祉協議会は、ボランティア以外の事業も名指しで問われる。「住民の支え合いを支える民間組織」という性格から事業を思い出そう。
- 日常生活自立支援事業=判断能力が十分でない人に代わって、福祉サービスの利用手続きや日常の金銭管理を助ける。
- 生活福祉資金の貸付=低所得世帯・高齢者世帯・障害者世帯へ、生活や就学に必要な資金を低利で貸し付ける。
- 介護保険や障害福祉サービスの事業者として、訪問介護や通所介護を自ら運営していることも多い。
参考: 社会福祉法/全国社会福祉協議会 事業案内
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について