第104回 看護師国家試験 午後 問2 解説
📝 問題
警察庁の「平成24年(2012年)中における自殺の状況」の自殺者の原因・動機のうち最も多いのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 自殺の原因・動機で最も多いのは健康問題である。
警察庁と厚生労働省がまとめる自殺の統計では、原因・動機が分かった人のうち健康問題が最も多い。 体の病気の悩みと、うつ病などこころの病気の悩みの両方を含み、こころの病気に関するものが半分以上を占める。
多い順は健康問題→経済・生活問題→家庭問題で、平成24年(2012年)も令和7年(2025年)もこの並びである。健康問題が最も多い点は、この間ずっと変わらない。
- 1
学校問題不正解
学校問題は原因・動機の中で最も少ない区分で、19歳以下に集中する。
- 2
家庭問題不正解
家庭問題は経済・生活問題に次ぐ3番目の多さで、件数は健康問題の半分に届かない。
- 3
勤務問題不正解
勤務問題は4番目で、働く世代の男性に多い。
- 4
健康問題正解
最も多い原因・動機。内訳ではうつ病の悩みが最多で、次いで身体の病気の悩みが続く。
📚 国試でよく狙われるところ
自殺は、原因・動機の順位に加えて、対策の枠組みと近年の動きまで続けて問われる。法律の名前と数の変化を対にして覚えよう。
- 自殺対策の土台になるのは自殺対策基本法で、これにもとづき国が自殺総合対策大綱を定める
- 令和7年(2025年)の自殺者数は19,188人で、男性が女性のおよそ2倍を占める
- 小中高生の自殺者数は538人で、統計のある昭和55年(1980年)以降で最も多い
参考: 厚生労働省・警察庁「令和7年中における自殺の状況」/自殺対策基本法
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について