第104回 看護師国家試験 午前 問6 解説
📝 問題
思春期の子どもの親に対する行動の特徴で適切なのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 思春期の子どもは、親からの干渉を嫌うようになる。
思春期は、親から気持ちのうえで自立していく時期で、これを心理的離乳という。 自分のことは自分で決めたいという気持ちが強まり、親の関わりを干渉と感じて、部屋にこもる・口数が減るといった行動が増える。 相談する相手も、親から同性の友人へ移っていく。
残る3つは、思春期より前の時期にみられる姿である。
- 1
親からの干渉を嫌うようになる。正解
自分で決めたい気持ちが強まり、親の関わりを干渉と感じて避けるようになる。
- 2
親と離れると不安な様子になる。不正解
親と離れると不安になるのは、愛着が育つ乳幼児期の姿。思春期は自分から親と距離を取る。
- 3
親に秘密を打ち明けるようになる。不正解
逆。悩みは親ではなく同世代の友人に打ち明けるようになる。
- 4
親からの助言を素直に聞けるようになる。不正解
逆。助言を素直に受け入れにくくなり、反発することが増える時期である。
📚 国試でよく狙われるところ
発達段階は、時期の名前とそこで起こることを入れ替えて問われる。名前と中身を対にして覚えよう。
- ギャングエイジ=学童期の後半に、同性の仲間と集団で行動する時期。思春期の一つ前にあたる。
- 第二次性徴=性ホルモンの働きで体つきが大人へ変わること。女子は乳房の発育、男子は精巣の発育から始まる。
- 自我同一性の確立=エリクソンがあげた青年期の発達課題。「自分は何者か」に自分なりの答えを出すこと。
参考: 系統看護学講座 小児看護学(思春期の発達)
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について