第104回 看護師国家試験 午前 問23 解説
📝 問題
静脈血採血の穿刺時の皮膚に対する針の適切な刺入角度はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 静脈血採血では、皮膚に対して10〜30度の浅い角度で刺入する。
静脈は皮膚のすぐ下を走っているので、針は10〜30度という浅い角度で入れる。 深く刺すと血管の裏側まで突き抜け、皮下に血液がもれる。肘の内側では、その奥にある動脈や神経を傷つけることもある。 第一に選ぶのは肘の内側にある肘正中皮静脈で、駆血帯は穿刺する場所より心臓側に巻き、血液が流れ始めたらゆるめる。 刺したときに強いしびれや痛みを訴えたら、神経に触れた可能性があるのですぐに抜く。
- 1
10〜30度正解
皮膚のすぐ下を走る静脈をとらえる浅い角度。針先が血管に入ったら、さらに寝かせて少し進める。
- 2
35〜40度不正解
静脈をとらえるには深すぎる。針先が血管の裏側へ抜けて、皮下に血液がもれる。
- 3
55〜60度不正解
静脈を通り越して深いところまで達する角度。動脈や神経を傷つける危険が高い。
- 4
75〜80度不正解
ほぼ垂直に近く、筋肉内注射に用いる角度に近い。静脈血採血では使わない。
📚 国試でよく狙われるところ
注射は、方法と刺入角度の組合せを入れ替えて問われる。浅い角度ほど皮膚に近い層に入る、という順で覚えよう。
| 方法 | 刺入角度 |
|---|---|
| 皮内注射 | ほぼ水平(0〜10度) |
| 皮下注射 | 10〜30度 |
| 静脈内注射・静脈血採血 | 10〜30度 |
| 筋肉内注射 | 45〜90度 |
参考: 日本臨床検査標準協議会「標準採血法ガイドライン」/系統看護学講座 基礎看護技術
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について