第104回 看護師国家試験 午前 問17 解説
📝 問題
医薬品に関する禁忌を示すことが定められているのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 医薬品の禁忌は、医薬品医療機器等法によって添付文書に記載することが定められている。
添付文書は、その薬をどう使うかを製造販売業者がまとめた公式の文書で、医薬品医療機器等法で作成と記載事項が決められている。 書かれるのは効能・効果、用法・用量、使ってはいけない場合(禁忌)、副作用、保管方法など。 与薬の前に、その患者に当てはまる禁忌がないかを確かめるのは看護師の役割でもある。
出題当時は紙の添付文書が箱に同梱されていた。2021年8月からは医療用医薬品での紙の同梱が原則廃止され、外箱のバーコードを読み取って最新版を見る形になっている。
- 1
処方箋不正解
医師がその患者に出す薬の種類・量・使い方を指示する文書。薬局はこれをもとに調剤するが、薬ごとの禁忌が並ぶわけではない。
- 2
診断書不正解
医師が診断の結果を証明する文書。病名や治療の見通しを書くもので、薬の使い方は扱わない。
- 3
看護記録不正解
行った看護と患者の反応を残す記録。実施した与薬の内容は書くが、薬の使い方を定める文書ではない。
- 4
添付文書正解
その薬の使い方をまとめた公式の文書で、禁忌・副作用・用法用量が並ぶ。
📚 ここも一緒におさえておこう
添付文書は、どこに何が書いてあるかで問われる。危険度の高い注意ほど前に置かれる、と覚えよう。
- 警告=命に関わる副作用が起こりうるときの注意で、最初に置かれる
- 禁忌=その患者には使ってはいけない場合(その薬でアレルギーを起こしたことがある人など)
- 相互作用=いっしょに使うと効きすぎたり効かなくなったりする薬や食品の組合せ
参考: 医薬品医療機器等法/厚生労働省「医療用医薬品の添付文書等の電子化について」
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について