第103回 看護師国家試験 午後 問18 解説

⭐ 必修基礎看護学✔ 監修済み

📝 問題

右片麻痺患者の寝衣交換で適切なのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 右片麻痺の患者では、麻痺のない左側から脱がせ、麻痺のある右側から着せる。

寝衣交換は脱健着患の順で行う。脱ぐときは動く側(健側)から、着るときは動かしにくい側(患側)から、という意味である。 右片麻痺なら、健側は左、患側は右になる。

患側の腕は自分で動かせず、無理に伸ばすと肩を痛める。 袖を通すときは先に患側を入れ、健側は最後に自分で通してもらう。脱ぐときはこの逆で、健側を先に抜いておくと衣類がゆるみ、患側の腕を抜きやすくなる。

順番を逆にすると患側の肩や肘を引っ張ることになり、痛みや脱臼を招く。ボタンを外す動作を健側の手でしてもらえば、残っている力を使う練習にもなる。

  • 1

    左から脱がせ、右から着せる。正解

    健側の左から脱ぎ、患側の右から着る順で、脱健着患にあたる。

  • 2

    左から脱がせ、左から着せる。不正解

    着るときも左(健側)からになっており、患側の腕をあとから無理に通すことになる。

  • 3

    右から脱がせ、左から着せる。不正解

    脱ぐときが右(患側)からで、衣類が体に密着したまま麻痺側の腕を抜くことになる。

  • 4

    右から脱がせ、右から着せる。不正解

    脱ぐ順も着る順も逆で、患側の肩と肘に最も負担がかかる。

📚 国試でよく狙われるところ

脱健着患は、寝衣交換だけでなく点滴中の更衣や靴の着脱でも同じ形で問われる。「脱ぐのは動く側から、着るのは動きにくい側から」と唱えて覚えよう。

  • 点滴をしている腕は患側と同じ扱いにする。着るときは点滴側の袖から通し、脱ぐときは最後に抜く。
  • 麻痺側の腕は、肘と手首を支えて関節をひねらないように動かす。
  • かぶりの寝衣は、着るときが患側の腕→頭→健側の腕、脱ぐときはその逆になる。

参考: 標準的な基礎看護学(寝衣交換・脱健着患)

出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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