第103回 看護師国家試験 午前 問11 解説
📝 問題
普通の呼びかけで容易に開眼する場合、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉による評価はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 普通の呼びかけで容易に開眼する場合、ジャパン・コーマ・スケールはⅡ-10と評価する。
ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、目を覚ましているかどうかを軸に意識の状態を3つの桁で表す。 ・Ⅰ桁=刺激しなくても目を覚ましている ・Ⅱ桁=刺激すると目を覚ます ・Ⅲ桁=刺激しても目を覚まさない
普通の呼びかけで容易に開眼するのは、刺激で目を覚ますⅡ桁。そのなかで最も軽いⅡ-10にあたる。
- 1
Ⅰ-3不正解
Ⅰ-3は、刺激しなくても目は覚めているが、自分の名前や生年月日が言えない状態である。
- 2
Ⅱ-10正解
普通の呼びかけで容易に開眼するのはⅡ-10。刺激で目を覚ますⅡ桁のうち最も軽い段階になる。
- 3
Ⅱ-30不正解
Ⅱ-30は、痛み刺激を加えながら呼びかけを繰り返して、ようやく開眼する状態である。
- 4
Ⅲ-100不正解
Ⅲ-100は、刺激しても目を覚まさず、痛み刺激に対して払いのける動作をする状態である。
📚 混同しやすいので注意
ジャパン・コーマ・スケールとグラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、点数の意味が逆なので入れ替えて問われる。 ジャパン・コーマ・スケールは3つの桁をそれぞれ3段階に分けるので3-3-9度方式ともよばれ、数字が大きいほど意識障害が重い。 それに対しグラスゴー・コーマ・スケールは開眼・言語・運動の3項目を合計し、最高15点・最低3点で、点数が低いほど重い。
参考: 基礎看護学 フィジカルアセスメント(意識レベルの評価)
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について