第115回 看護師国家試験 午後 問39 解説

一般基礎看護学✔ 監修済み

📝 問題

口腔での体温測定が適しているのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 口腔(舌下)での体温測定が適しているのは基礎体温である。

基礎体温は、排卵の前後で0.3〜0.5℃程度というごくわずかな差を読み取る測定であるため、外気の影響を受けにくく再現性の高い部位が必要になる。 舌下(口腔)は舌小帯の脇に体温計を確実に固定でき、腋窩よりも深部体温に近い安定した値が得られることから、基礎体温は婦人体温計を用いて起床直後に舌下で測定するのが標準である。

口腔検温は、体温計を口に含んで口を閉じ、数分間じっとしていられることが前提になる。 そのため誤飲・咬傷の危険がある乳幼児・意識障害のある患者・手術中の患者・口呼吸をしている患者には適さない。

  • 1

    基礎体温正解

    基礎体温はわずかな変動を追うため、舌下で婦人体温計(0.01℃単位)を用い、起床直後に身体を動かす前の同じ条件で毎日測定する。

  • 2

    乳児の体温不正解

    乳児は体温計を噛んだり誤飲したりする危険があり、口を閉じてじっとしていることもできない。乳幼児では腋窩を基本とし、必要に応じて直腸温・鼓膜温を用いる。

  • 3

    手術中の体温不正解

    手術中は気管挿管されて開口が保てず、また全身管理には深部体温の持続監視が必要なため、食道温・膀胱温・直腸温・鼓膜温などを用いる。

  • 4

    意識障害がある患者の体温不正解

    意識障害があると口を閉じて体温計を保持できず、破損や誤飲の危険がある。腋窩や鼓膜での測定を選択する。

📚 国試でよく狙われるところ

体温は測定する部位によって値が変わる。部位ごとの高さと、どんなときに使うかを対にして覚えよう。

測定部位による体温の特徴
部位特徴
腋窩最も一般的。発汗を拭き、体温計を下方から45度で挿入して上腕を密着させる
口腔(舌下)腋窩より約0.2〜0.5℃高い。基礎体温の測定に用いる
直腸深部体温に最も近く、腋窩より約0.5〜1.0℃高い。乳幼児や重症者で用いる
鼓膜短時間で測定でき深部体温を反映するが、外耳道の状態や挿入角度に影響される

出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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