第115回 看護師国家試験 午後 問12 解説
📝 問題
脊髄神経で頸神経の対の数はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 頸神経は8対(脊髄神経は全31対)。
脊髄神経は左右一対ずつ、全部で31対ある。内訳は頸神経8対・胸神経12対・腰神経5対・仙骨神経5対・尾骨神経1対で、「8・12・5・5・1」と並べて覚えるとよい。
- 1
1対不正解
1対なのは尾骨神経である。頸神経の数ではない。
- 2
5対不正解
5対なのは腰神経と仙骨神経である。頸神経の数ではない。
- 3
8対正解
正しい。頸椎が7個であるのに対し、頸神経は8対ある。
- 4
12対不正解
12対なのは胸神経(および脳神経)である。頸神経の数ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
脊髄神経は、対の数だけでなく「どの高さが何を支配するか」まで問われる。
- 横隔神経はC3〜C5由来。この高さより上位の頸髄損傷では自発呼吸が困難になる
- 脊髄は第1〜2腰椎の高さで終わる(脊髄円錐)ため、腰椎穿刺は第3〜4腰椎間または第4〜5腰椎間で行う
| 区分 | 対の数 | 主な支配 |
|---|---|---|
| 頸神経(C1〜C8) | 8対 | 後頭部・頸部・上肢(腕神経叢 C5〜T1)、横隔膜(横隔神経 C3〜C5) |
| 胸神経(T1〜T12) | 12対 | 胸腹壁(肋間神経) |
| 腰神経(L1〜L5) | 5対 | 下腹部・大腿前面(腰神経叢) |
| 仙骨神経(S1〜S5) | 5対 | 殿部・下肢後面・会陰(仙骨神経叢、坐骨神経) |
| 尾骨神経 | 1対 | 尾骨周囲 |
参考: 系統看護学講座 人体の構造と機能
出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について