第115回 看護師国家試験 午前 問61 解説
📝 問題
標準的な幼児の基本的生活習慣についての組合せで正しいのはどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 5歳では1人で衣類を着ることができるようになるのが標準である。
幼児期の基本的生活習慣は食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱の5つの領域からなり、年齢とともに段階的に自立していく。
衣服の着脱はこの順に完成する。 ・2〜3歳=自分で脱ぐ ・3〜4歳=ボタンをかける ・5歳ごろ=1人で衣類を着られる
- 1
2歳 — 1人で洗顔ができる。不正解
1人で顔を洗えるようになるのは4歳ごろ。2歳では手や顔を拭いてもらう段階で、早すぎる。
- 2
3歳 — 排便後の後始末ができる。不正解
排便後に自分で拭く後始末の自立は4〜5歳ごろ。3歳ではまだ確認や介助が必要なことが多い。
- 3
4歳 — 昼寝を1日2回する。不正解
1日2回の昼寝は乳児期(おおむね1歳前)の姿。4歳では昼寝は1回か、しない子どもも多い。
- 4
5歳 — 1人で衣類を着ることができる。正解
正しい。5歳児は1人で衣類を着ることができ、前後の確認やボタンかけもできる。
📚 一緒に確認しよう
基本的生活習慣は「できる/できない」の二分ではなく、介助あり → 部分的に自分で → 完全自立と段階を踏んで進む。 年齢の目安を持っておくと、健診や入院時のアセスメントで発達の遅れに気づける。
| 年齢 | 獲得する生活習慣の目安 |
|---|---|
| 1〜2歳 | コップで飲む、スプーンを使う、簡単な衣服を脱ぐ |
| 2〜3歳 | 日中の排尿が自立、靴を履く、手を洗う |
| 3〜4歳 | 箸を使い始める、ボタンをかける、1人で顔を洗う |
| 4〜5歳 | 歯みがき、排便後の後始末、衣服の前後がわかる |
| 5〜6歳 | 衣類の着脱が完全に自立、ひもを結ぶ、身のまわりの整頓 |
参考: 系統看護学講座 小児看護学概論/日本小児保健協会 幼児健康度調査
出典:「第115回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について