第114回 看護師国家試験 午後 問5 解説
📝 問題
保健師助産師看護師法に定められている事項はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 免許付与時の欠格事由を定めているのは保健師助産師看護師法。
保健師助産師看護師法(保助看法)は、保健師・助産師・看護師・准看護師の免許・国家試験・業務を定めた法律である。免許の欠格事由は次の4つ。
・罰金以上の刑に処せられた者 ・業務に関して犯罪や不正の行為があった者 ・心身の障害で業務を適正に行うことができない者 ・麻薬、大麻、あへんの中毒者
いずれも相対的欠格事由で、あてはまっても必ず不許可になるわけではなく「与えないことがある」という定めである。
- 1
離職時の届出不正解
看護師等の人材確保の促進に関する法律に基づき、離職したときなどに都道府県ナースセンターへ届け出る(努力義務)。保助看法の規定ではない。
- 2
免許付与時の欠格事由正解
正しい。保助看法が相対的欠格事由として定めている。
- 3
定期健康診断の実施義務不正解
労働安全衛生法が事業者に課している義務で、年1回以上(有害業務は6か月以内ごとに1回)行う。
- 4
都道府県ナースセンターの指定不正解
看護師等の人材確保の促進に関する法律に基づき、都道府県知事が指定する。無料の職業紹介や再就業支援を行う。
📚 混同しやすいので注意
保助看法の規定と、他の法律に根拠がある規定を分けて覚えよう。
- 看護師・助産師は業務独占かつ名称独占、保健師は名称独占のみ
- 主治医の指示なく診療機械の使用や医薬品の授与はできない。ただし臨時応急の手当は除く
- 業務従事者届は2年ごと(12月31日現在の状況を翌年1月15日までに就業地の都道府県知事へ)
| 法律 | 主な内容 |
|---|---|
| 保健師助産師看護師法 | 定義、免許と欠格事由、国家試験、業務独占・名称独占、守秘義務、特定行為研修 |
| 看護師等の人材確保の促進に関する法律 | ナースセンターの指定、離職時等の届出、研修等の責務 |
| 医療法 | 医療提供施設の類型、医療安全管理体制、人員配置基準 |
| 労働安全衛生法 | 定期健康診断、ストレスチェック、産業医 |
参考: 保健師助産師看護師法/看護師等の人材確保の促進に関する法律
出典:「第114回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について