第113回 看護師国家試験 午後 問29 解説

一般健康支援と社会保障制度✔ 監修済み

📝 問題

保健統計調査と調査項目の組合せで正しいのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 患者調査は、受療の状況を調べる保健統計調査である。

患者調査は、医療施設を利用する患者の傷病や受療の状況(受療率・推計患者数・平均在院日数など)を調べる統計調査である。

他の組合せは調査と項目が入れ替わっている。転出入は住民基本台帳人口移動報告、生活習慣は国民健康・栄養調査、健診の受診状況は国民生活基礎調査で把握する。

住民基本台帳人口移動報告とは

市区町村に出された転入届をもとに、人がどこからどこへ移り住んだかを毎月まとめた統計。総務省が公表する。

  • 1

    患者調査 ———— 受療の状況正解

    患者調査は受療の状況(受療率・推計患者数など)を把握する調査で、組合せは正しい。

  • 2

    人口動態調査 ———— 転出入不正解

    人口動態調査は出生・死亡などを扱い、転出入は住民基本台帳人口移動報告で把握する。

  • 3

    国民生活基礎調査 ———— 生活習慣不正解

    生活習慣を主に調べるのは国民健康・栄養調査であり、国民生活基礎調査ではない。

  • 4

    国民健康・栄養調査 ———— 健康診断の受診状況不正解

    健康診断の受診状況は国民生活基礎調査などで把握され、国民健康・栄養調査の主目的ではない。

📚 国試でよく狙われるところ

保健統計調査は、調査名・周期・主な調査項目を対応づけて覚える。

  • 有訴者率と通院者率は国民生活基礎調査から得られる代表的な指標
  • 受療率は人口10万人当たりの推計患者数で、患者調査から算出される
主な保健統計調査
調査周期主な内容
国勢調査(人口静態統計)5年ごと人口・世帯の実数
人口動態調査毎年(届出に基づく)出生・死亡・死産・婚姻・離婚
患者調査3年ごと推計患者数・受療率・平均在院日数
国民生活基礎調査毎年(3年ごとに大規模)有訴者率・通院者率・健診受診状況・介護・所得
国民健康・栄養調査毎年身体状況・栄養摂取状況・生活習慣(喫煙・飲酒・運動)
学校保健統計調査毎年児童生徒の発育と健康状態

参考: 厚生労働省「患者調査」の概要

出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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