第113回 看護師国家試験 午後 問17 解説
📝 問題
看護過程における客観的情報はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 看護師が観察して得る患者の表情は客観的情報である。
看護過程における情報は、客観的情報(Oデータ)と主観的情報(Sデータ)に分けられる。客観的情報は観察・測定・検査などで得られる事実で、患者の表情は看護師が視診で客観的に捉えられる情報である。
主観的情報は患者や家族が言葉で表現する訴え・思いであり、家族の意見、患者の痛みの訴え、病気に対する思いはこれにあたる。
「客観的=観察・測定できる事実」 「主観的=本人・家族の語り」という区別が判断の軸になる。
表情・バイタルサイン・検査値は客観的情報の代表例として押さえておきたい。
- 1
家族の意見不正解
家族の意見は家族が語る主観的情報である。
- 2
患者の表情正解
患者の表情は看護師が観察で捉えられる客観的情報である。
- 3
患者の痛みの訴え不正解
痛みの訴えは患者本人が表現する主観的情報である。
- 4
患者の病気に対する思い不正解
病気に対する思いは患者の主観的情報である。
📚 ここも一緒におさえておこう
看護記録の形式と看護過程の流れを併せて確認する。
- 記録形式のS・O・A・Pは S(主観的情報)・O(客観的情報)・A(アセスメント)・P(計画)
- フォーカスチャーティングは F(焦点)・D(データ)・A(行為)・R(患者の反応)で記載する
- 情報収集の枠組みにはゴードンの11の機能的健康パターンやヘンダーソンの14の基本的欲求がある
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| アセスメント | 情報収集と解釈・分析 |
| 看護診断(問題の明確化) | 健康上の問題と原因を明らかにする |
| 計画立案 | 目標設定と具体的な看護計画の作成 |
| 実施 | 計画に基づくケアの提供と記録 |
| 評価 | 目標の達成度を判定し計画を修正する |
参考: 標準的な看護過程論(客観的情報・主観的情報)
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について