第113回 看護師国家試験 午前 問2 解説
📝 問題
令和3年(2021年)の人口動態統計における死亡場所で最も多いのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 令和3年(2021年)の人口動態統計における死亡の場所で最も多いのは病院である。
人口動態統計では、死亡の場所は依然として病院が最多で、令和3年(2021年)でも全死亡の6割以上を占める。次いで自宅、老人ホーム、介護医療院・介護老人保健施設と続く。
「病院死が最多だが、自宅・施設での死亡(在宅看取り)が増加傾向」という2点が国試のポイント。地域包括ケアや看取りの多様化がその背景にある。
- 1
自宅不正解
自宅での死亡は増加傾向にあるが、病院に次ぐ順位(約16%)である。
- 2
病院正解
病院が死亡の場所として最も多く、全死亡の6割以上を占める。
- 3
老人ホーム不正解
老人ホームでの死亡は増加傾向(約12%)だが、割合は病院に及ばない。
- 4
介護医療院・介護老人保健施設不正解
介護医療院・介護老人保健施設での死亡も一定数(約4%)あるが最多ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
かつては自宅死が大多数だったが、医療機関の整備に伴い昭和51年(1976年)に病院死が自宅死を上回った。以後も病院死が最多で推移し、近年は自宅・老人ホームでの死亡がゆるやかに増えている。
- 死亡の場所の多い順は病院>自宅>老人ホーム>介護医療院・介護老人保健施設>診療所。
- 在宅看取りを支える制度に、訪問看護・訪問診療(在宅療養支援診療所)・24時間対応体制がある。
- 医師の死亡診断は、生前に診療していた傷病で死亡したと判断できれば死後の診察によっても行える(無診察での交付は不可)。
参考: 厚生労働省「人口動態統計」(令和3年)
出典:「第113回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について